住宅クレーム110番

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換気のされない基礎断熱


<茨城県北茨城市・TKさん(会社員・37歳・女)>


 昨年、基礎内側断熱、在来工法で新築しました。先日、床下がカビだらけになっていることに気づきカビの除去をしたのですが、こちらのHPで基礎断熱・計画換気・暖房はセットだと拝見し、家のまったく換気も暖房もされない床下に疑問を持ちました。欠陥住宅なのでしょうか?
 このままでは、またカビだらけになるのではないかと心配しています。
 また修復が必要な場合、有料となってしまうのでしょうか? 工務店に責任はないのでしょうか? アドバイスをお願いいたします(居室は第3種換気システム、一部カーボン式床暖房、冷暖房にはエアコンを使用しています)。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 この文章だけで工務店の責任の有無を断定できませんが、早急の対応が必須です。床下の通気は、特別な構造以外、床下換気口が数メートル以内に30平方センチメートル以上の大きさのものを取り付けるよう、建築基準法で定められております。この基準を守っていなかったとしたら、工務店の責任を追求する事が可能と思われます。 しかし、床下のカビは、基準を守っていても、床下地盤面の高さ、地下水面位などの状況によって発生する場合があります。
 床下の地盤面は外部地盤面より高くなっており、その床下地盤面にポリフィルムを重ね幅を大きくして敷き込み、重ね部分に乾燥砂を盛り込むことでカビを防ぐことができます。このような状況になっておりますと、換気をしなくともカビの発生を防ぐことができます。
 工務店への責任よりも、まずは上記の状態に改善することを優先すべきでしょう。まだ1年程度ですので、施工者に協力をしていただき、多少お金を支払っても行うべきです。放置しておきますと、これからの梅雨と多湿の夏場に腐朽菌が発生して家を腐らせる恐れがあります。
 居室換気は、現在、建築基準法で定められておりますので問題はないと思います。暖房方法や居室冷暖房と、床下換気と関係いたしません。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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サイディングのそり、表面の塗料のはげ、一部破損に関しまして


<Iさん(会社員・42歳・男)>


 最近、青森市に一戸建ての木造2階建て(築10年)を購入しましたが、写真のようにサイディングのそり、表面の塗料のはげ、一部破損があります。外壁のはがれもあり、外壁が少し波打っております。このサイディングは12ミリ厚さでできておりますが、築10年でこのようにサイディングがひどく傷む理由はどのようなことが考えられるのでしょうか?
 場所は田んぼの隣に建っており、西風もかなり強いところです。このようなそりは、基礎工事が悪いことや外壁の強度不足による建物の傾きなどが最も考えられやすいのでしょうか?(ある業者の話では築10年で玄関ドアーやサッシは問題なくしまり、目測で建物は傾いていないから駆体は大丈夫ではないかとのことでした)。
 それともサイディングの品質不良だけでも起こりうる現象なのでしょうか? 建物は2〜3月の雪の多い時期に建てられています。また今後、修繕を考えていますが、浮いているサイディングをビスで止め直して、コーキングをすべてやり直す方法のみでいいのか?
 それとも軽量な金属サイディングを重ね張りする方法があると聞きましたが、どちらを選択したら良いか、アドバイスをお願いいたします。管理会社の話では今のところ雨漏りの苦情はなくて、防水シートがはってあるので、すぐに修繕しなくても良いのではないかとの話ですが、このまましばらくおいておいても駆体にはそれほど大きな問題はないのでしょうか?
 質問事項が多くて恐縮ですが、サイディングがそってしまった理由と、最適な修繕方法としばらく放置しておいてもいいのかを中心に、よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
HQ住宅研究所 FAS本部
代表 福地 脩悦


 写真での判断ですが、まずかなり粗悪なサイディングであるように見えます。サイディングの波打ち状況を見ますと、構造体や下地(サイディングを止め、防水シートを止める胴縁)の暴れによって生ずるものと異なるように見えます。それに取り付け施工がとても乱暴な工事を行っているようです。この双方が要因となっているように思われます。
 写真の4枚目に写っている部分をサイディング出隅部分ですが、この出隅だけが出隅役物(出隅用サイディング)が使用され、2枚目、3枚目、5枚目の写真ではそこに写っている出隅に役物が使用されておりません。もちろん、価格を落とすためと、施工工事を簡略にするためです。
 一部に積層剥離(内部から侵蝕されて剥離する現象)が見受けられます。放置しておくと間もなく雨水の漏水が発生すると思われます。また、漏水は断熱材が吸い込んで家を腐らせたり、住む人の健康を脅かす場合も考えられますので、早急に対応が必要と思われます。この際、サイディングを全て取り外し、防水シートの補修と下地(胴縁)を丈夫なものに取り替え、間隔を狭くする措置を行うべきと思われます。
 現在のサイディングは多種多用のものがあり、いずれも一長一短がありますが、サイディングメーカーの保証の付いたものに取り替えるのが安心と思われます。

★回答者に、もっと詳しく知りたい場合、また、直接聞きたい場合は、回答者のホームページに質問欄があります。アドレスは http://www.fas-21.com/ です。もちろん住宅110番に今まで通り質問していただいても構いません。

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梁が途中でつないである


<埼玉県志木市・ヤマヤさん(50歳・男)>


 今日、5/16上棟しましたが、1階の梁がつないである部分がありました(写真赤丸の部分)。これは普通に行われる施工方法なのでしょうか? 問題があるとすれば補強方法をご教示願いたいのですが。よろしくお願いいたします。



アドバイスいたします
住まいを科学する技術集団・新住協メンバー
須藤建設(株)
副社長 須藤芳巳


ホームページ:http://www.sudo-con.co.jp/
Eメール:sudohome@sudo-con.co.jp

 写真を見せていただきました。
 2階床梁の継ぎ手については、3種類の方法が決められており、その中の一つの方法が「柱から150ミリ以内に腰掛かま継ぎとし、短ざく金物両面当て、六角ボルト締め釘打ちをする」というものです。したがって、写真のような部分において継ぎ手を行うことは問題ありません。
 この時点ではまだ金物が取り付けられていないだけと思いますが、もし取り付けられていないのであれば、決められた継ぎ手・金物・締めを行うようにしてください。

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