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[5789]二階からの生活音の対策について

質問者:さら / 最新の回答・ご意見者:さら / 回答・ご意見数:4件
カテゴリ:工法 / 2012年10月16日 10:24

はじめまして。よろしくお願いいたします。

高機密、高断熱で家&歯科医院を建てる予定です。一階と、二階の一部が歯科医院、二階の残りを住宅にする予定です。相談にのっていただきたいのは、二階の生活音が一階に響きにくいような対策方法です。高機密、高断熱住宅は家内部の音が響きやすいとのうわさを聞き、心配しています。主な生活音は、キッチンやトイレの水音や、足音になると思います。建築士の方2人と相談しました。一人は高高、木造にとてもこだわりのある方で、絶対木造とおっしゃられます。もう一人は、なんでも出来ますよ!という工務店の社長(一級建築士)で、木造は音が筒抜けだから、絶対鉄骨がいいよとおっしゃられます。私はできれば木造に住みたいと思ってるので、音対策について、アドバイスいただけると助かります。

これまでの回答・ご意見数4

アドバイザーからの回答

アドバイザー  相談者
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 11:01

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

ちゃぶ台返しになるかもしれませんが、私個人的には、構造的にはどちらでもいいと思います。何で作るかという意味での「構造」は、コストや法的制限、その他、総合的に判断すべきで、○○だから木造、▽▽だから鉄骨、、という判断は、どうかな?と思います。

木造の防音対策ですが、一般的に、振動音などについては、2階の床を「固く」「重く」する、、というのが原則です。構造的に要求される以上の頑丈な梁や床の構成にし、下地などを厚く、あるいは、重く(例えば、石膏ボードを2重に貼る、鉄板を貼るetc)するのが、原則です。

排水音などは、壁や、パイプに吸音材となるものを付加、室内残響に関しては、壁材を柔らかい物にする、、、こちらに関しては、「柔らかく」が原則ですね。

個別の工法については、設計者の知見によるところが大きく、また、PLANも判りませんので、あれはダメ、これがイイ、、という言い方は避けておきます。

myph

さら

所在地:兵庫県
2012年10月16日 12:31

アドバイスありがとうございます(o^^o)
室内残響に関しては、壁材を柔らかい物にする、とのことですが、具体的にはどのような材料があるのか教えていただけますか?

もう一つ質問で、診療台が並ぶ真上はキッチンとなりますが、段差のある家がよかったので、キッチンの床はリビングその他よりも60センチほど高くなり、床下に空間ができます。問題ないでしょうか?

myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 11:06

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
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追記

歯科医院ということであれば、1階診察室が、かなり大きな空間になるかと思います。木造ですと、木の梁はちょっと厳しくなるかもしれませんね。
その場合は、その梁だけ「軽量鉄骨」にする手もあります。

従前、歯科医院を何件かやりましたが、どれも、「結果として」そのようになりましたし、特に「音」の問題はなかったように思います。

診察時間に2階に誰が居て、どのような生活時間なのか?(ようは、診察室の上に誰も居なければ、音はしない)そんなPLAN上の工夫の方が、効き目があるのかな?とも思います。
myph

栃木 渡

一級建築士事務所 株式会社 北工房 代表取締役
2012年10月16日 21:25

所在地:北海道札幌市中央区北1条西15丁目1-3 大通ハイム409
URL:http://www.kitakobo.com/
PR:住宅設計に関わって30年が経…

吸音系の材料は、いっぱいありますが、住宅レベルですと、仕上げとして現実的なのは、布クロスを貼って、せいぜい、間仕切りの中にGWでしょうか。。。

で、、そんなことより、やはり診察室の真上が、キッチンというのが、気になりますね。水道音や排水音もするでしょうし、、、。音を気にするのであれば、ちょっと「?」です。
スキップしていると、「建物」の仕組みや仕上げよりも、当然、階段を上下する訳で、この音も、、となると限界があるでしょう(あくまでも、、、音の問題なので、「加減」もありますね)

2階の床に石膏ボードを捨て張りして、1階の天井にGWを入れておけば
小さなお子さんが、バタバタ走り回るとか、キッチンから居間?にジャンプするとかが、無ければ、、まぁ、、大丈夫とは思いますが。。。

これも、、感受性の問題ですから、、何とも。。(^_^;)

むしろ経験から言うと、「生活音」より、コンプレッサーの音が問題になりますよ。当然、振動しますし、、、。
その点、、設計の方に、申し伝えておいた方がいいと思います。
(歯科の設計経験が無いと、気がつかないかもしれません)
myph

さら

所在地:兵庫県
2012年10月18日 01:46

お忙しいなか、丁寧なお返事ありがとうございました。よく考えて決めたいと思います!

※アドバイザー以外の一般ユーザーからのご意見

一般ユーザー  相談者
myph

クラビア

所在地:新潟県
2012年10月16日 14:16

URL:
家づくりの想い:人に優しい家・ふところに優

一般論でしかお答えできませんが,一応以下の様な回答になります。
高断熱高気密住宅をお考えであれば,鉄骨はかなり難しいと思います。
鉄骨住宅での事例を私はあまり見たことがありません。
まず鉄骨自体が熱を伝えるヒートブリッジになります。
また,気密性も取りにくいです。
そして,鉄骨造が防音の面で有利になるということも無いように思います。
一方,木造は高断熱高気密住宅は作りやすいですが,ご懸念の様に,防音の面では種々の工夫が必要になると思います。
それで,一つの提案ですが,一階はRC造(鉄筋コンクリート)にして,二階を木造にする折衷案です。
RC造は気密性は取りやすいので,あとは断熱に留意すれば,かなり本格的な高断熱高気密住宅を造ることができます。
そして,その上に木造を乗せる形にしておきますと,防音上もかなり期待できると思います。
要するに頑丈な高基礎の上に,平屋を建てるような感じになります。
現実に新潟の豪雪地帯では一階は頑丈なRC造の基礎にして,二階三階を木造で仕上げる家が多いです。
中越地震にも立派に耐えていました。
新潟の場合,法律的には一階はあくまでも基礎としての扱いですが,実際には,ここをガレージにしたり作業小屋にしたり,実質的に居室として使っておられるお宅も少なくありません。
そして,RC造の場合は,発泡樹脂製の型枠をそのまま残して,高断熱高気密住宅に仕上げてしまう工法もあります。
これはカナダや北米で開発された工法ですが,新潟の地元にも,この工法で建てられた公営住宅がありまして,居住者の評判はすこぶる良好です。
発泡樹脂製の型枠は子供のブロック遊びと同じ様な感覚で,ほぽ,一日で一階分の設置が完了し,あとは型枠にコンクリートを流し込むと,一階分の壁ができあがるという,とてもスピーディーな工法です。
なお,型枠はそのまま断熱材として残しますので,型枠撤去の手間もかかりません。
あとは,表面仕上げに幾つかのやり方があります。
そして,これを繰り返すことによって,高層住宅も容易に造れるのですが,居室としての快適性を考えると,住居は木造の方が勝っているかもしれません。
いずれにせよ,どんなもので造れますと言われる建築士には,Q値(熱損失係数),C値(隙間相当面積)を幾らで設計してくれるかだけは確認されることをお薦めします。
お薦めしたいのは,Q値は悪くとも1.6以下,できれば1前後,これが0.7程度ですと理想的でしょう。
またC値は実際に測定して,1以下であること,できれば0.5以下なら理想的でしょう。
もしも,Q値がせいぜい次世代省エネ基準程度,また,C値に付いては測定はしないし,保証もできないというのであれば,率直に言いますと,その方には依頼しない方がいいと思います。
少々厳しい言い方になりましたが,もしも,本格的な高断熱高気密住宅を望んでおられるのでしたら,これが正直な回答になります。
北海道の先生方にとっては,これらは当然折り込み済みのことなので,敢えて言及されないと思いますが,本州特に近畿地方の場合はこれをハッキリさせて置かないと,あとで後悔することが多いです。
myph

さら

所在地:兵庫県
2012年10月18日 01:48

なるほど、よくわかりました。お忙しいなか丁寧な解説、どうもありがとうございました!